世界中で最も多くの人が愛飲♪
カモミールティーをおいしくいただきましょう
けど、私ハーブティーそのものをあまり飲んだことがないから口に合うかなぁって。
買うのためらっちゃいます。
初めての方に飲みやすいブレンドハーブティーと飲みやすくするアレンジをご紹介するわね。
こんな疑問にアロマセラピストがお答えします
- ローマン?ジャーマン??ハーブティーとして飲まれるカモミールは?
- ハーブティーに抵抗が・・・飲みやすいカモミールティーはある?
- カモミールミルクを作ってみたい!
- 飲みきれなかったカモミール…ほかに使い道はある?
- 体に合わない人はいる?注意することを教えて
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ハーブティーとしてはジャーマンカモミールがおすすめ
カモミールはいずれもハーブティーにできますが、甘く口当たりがよいためジャーマンカモミールがお勧めです。
少し苦味があるので、「カモミールティーが苦手」という方はローマンカモミールをティーにしていることもあります。
体の不調から興奮状態や緊張、落ち込みといった心の不調まで癒してくれる万能なハーブです。
カモミールティーにはストレスを軽減する可能性があることが示唆されています。
こんなときにおすすめ
- 胃腸の不調
- 風邪の引き初め
- 頭痛
- 口内炎
- 肌荒れ
- 生理痛・月経前緊張症(PMS)
- 緊張・不安
初めてでも飲みやすいカモミールティーは?
ハーブティーが初めての方は、生活の木の「おいしいハーブティーシリーズ」や「私の30日茶シリーズ」が飲みやすくおすすめです。
「私の30日茶シリーズ」では、「おやすみ前のカモマイルブレンド」もあり、こちらの方が就寝前に向くハーブがブレンドされています。
しかしながら、ハーブティーを飲みなれていない方には、「女性の味方ブレンド」の方がほうじ茶(黒豆茶?)の感覚で飲みやすいと思います。
カモミールティーのアレンジアイディア
カモミールのみで飲みにくい場合は、蜂蜜を加えたり、ペパーミントやレモングラスとブレンドすると飲みやすくなります。
また、カモミールは牛乳やリンゴジュースと合わせてもおいしいです。
【ピーターラビットにも登場】
カモミールミルクの作り方
カモミールには高ぶっている神経を鎮め、リラックスさせてくれる作用があります。
加えて、牛乳には睡眠に重要な働きをもたらすセロトニンの原料となるトリプトファンが含まれています。
寝る前のリラックスタイムにおすすめです。
材料
- カモミール・・・小さじ1~2
- 熱湯・・・100㏄
- 牛乳・・・80㏄
- 蜂蜜・・・お好みで
作り方
- ティーポットにカモミールと熱湯100㏄を入れ、3~5分蒸らします。
- 小鍋にミルク80㏄を沸かします。
- カップに「1」を越して注ぎ、「2」とお好みで蜂蜜を加えます。
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上記のInstagramでおすすめしているマヌカハニーについて
2020年8月16日にニュージーランド産のマヌカハニーから、発がん性の疑いがある成分(グリホサート)が検出されたとのニュースがありました。
【マヌカハニー 一部除草剤検出】https://t.co/sLFbkOIRnS
NZの「マヌカハニー」から、発がん性が疑われている除草剤の成分が検出されたことが判明。同国の報告書は、市販の蜂蜜製品からは政府の残留基準を上回る量は検出されなかったことから、安全性に問題はないと強調。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 16, 2020
生活の木のマヌカハニーは、全原料のグリホサート検査を実施、基準を満たしていることが確認されています。
また、「ニュージーランド産マヌカハニー UMF10+(MG260+)」は「London Honey Awards 2019」でクオリティ部門ゴールドアワードを獲得しています。
【味も香りもりんご】カモミールアップルティーの作り方
青リンゴのような香りを持つカモミールには、アップルジュースにもよく合います。
シナモンを加えてより飲みやすく。
材料
- ジャーマンカモミール・・・小さじ1
- シナモンパウダー・・・適量
- 水・・・180㏄
- アップルジュース・・・60㏄
作り方
- 水とアップルジュースを小鍋に入れ沸騰直前まで温めます。
- ジャーマンカモミールを「1」に加えて火を止め、蓋をして3分蒸らします。
- 茶こしでこしながらカップに注ぎます。お好みでシナモンパウダーをどうぞ。
手軽にスーパーで手に入るもので作ることもできます。
残ってしまったカモミールはスキンケアに
残ってしまったカモミール(ドライハーブ)があれば、スキンケアに活用してみましょう。
なお、ブレンドされているハーブによってはスキンケアに適さない可能性もありますので、ここではカモミールのみを使います。
カレンデュラなどスキンケアに適したハーブがある場合は、浸剤やハーブティンクチャーに一緒に加えると相乗効果が期待できます。
【入浴に使う方法】
ハーブティーをお風呂へ(浸剤)
口に合わず残ってしまったカモミール(ドライハーブ/ブレンドされていないもの)は、入浴に使いましょう。
ハーブティーには、ハーブに含まれる水溶性成分(フラボノイド、ポリフェノールなど)が溶け出しています。
ハーブティーを浴槽に入れるだけでよく、精油が使えないお子様のスキンケアにもなります。
水、または熱湯に植物を浸して有効成分を取り出したものを浸剤(しんざい)といい、熱湯を使ったものは温浸剤(おんしんざい)といいます。
その中で飲用するものがハーブティーになります。
【美容オイルに】浸出油(インフューズドオイル)
ジャーマンカモミールの浸出油(しんしゅつゆ・インフューズドオイル)には消炎・鎮痛作用が期待できます。
肌の炎症のケアに役立ちます。
材料(出来上がり量約50ml)
- ジャーマンカモミール・・・20g
- 植物油・・・100ml
- ドリッパー・コーヒーフィルター
- (ザルとキッチンペーパーなどオイルを漉すことができるものであればOK)
- 【湯煎用】鍋・耐熱容器・水
- 【保存用】遮光性ガラス容器
- 日付ラベルシール
- 木べら(ハーブをかき混ぜるためのもの。割りばしなどでもOK)
作り方
- 耐熱容器(小)に植物油とジャーマンカモミールを入れます。
- 鍋に湯を沸かし「1」をとろ火で約30分湯煎します。時々木べらでかき混ぜます。
- 遮光性ガラス容器にドリッパーとフィルターをのせ「2」を漉します。
- 蓋をして日付ラベルを張ったら出来上がり。
- 冷暗所で保存し、3ヵ月を目安に使い切るようにしましょう。
ポイント
- 湯煎を行う際には火気にご注意ください。
- ハーブの量によってはコーヒーフィルターが1枚では足りない可能性があります。
数枚用意するかザルとキッチンペーパーを使いましょう。 - 最後の1滴に栄養が凝縮されているので、最後は清潔な手でフィルターをしっかり絞りましょう。
- 植物油は、ホホバオイルやマカデミアナッツオイルがおすすめです。
- 保存容器などは予め煮沸消毒を行い、作業中は衛生面に配慮しましょう。
- 保管の際にも雑菌が入らないよう注意しましょう。
煮沸消毒の方法についてはこちらをご参照ください。
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【化粧水にプラス】ハーブティンクチャー(ハーブチンキ)
ハーブをアルコールに浸すことで、その有効成分を取り出したものをハーブティンクチャー(ハーブチンキ)といいます。
水に溶けにくい成分もアルコールには溶けるため、さまざまな成分を抽出できます。
また、アルコールには殺菌作用があるため長期保存できるメリットもあります(約1年)。
そのまま入浴剤として浴槽に加えたり、化粧水に小さじ1ほど加える、消臭スプレーに入れるなど幅広い用途に使えます。
材料
- ジャーマンカモミール・・・20g
- ウォッカ(35~40度)または果実酒用ホワイトリカー・・・400g
- 【抽出用】ガラス製広口瓶
- 【保存用】遮光性ガラス容器
- 【保存用容器の口が狭い場合】濾過用容器
- ドリッパー・コーヒーフィルター
(またはザルとキッチンペーパーでもOK) - 日付ラベルシール
作り方
- ハーブを軽くすりつぶしてガラス製広口瓶に入れ、ウォッカを加え蓋をする。
- 「1」を直射日光を避けて約1~3か月保存し、ハーブの成分を抽出させる。
- 最初の3週間は毎日瓶を振ってハーブとアルコールを馴染ませる。
- コーヒーフィルターを使って濾過する。
- 濾過した液を保存用の遮光性ガラス容器に移し、日付を書いたラベルシールを貼ったら出来上がり。
ポイント
- ティンクチャーを使うときは、精製水か芳香蒸留水で4~6倍に薄めます。
- アルコールが入っているほうが肌への浸透はよいですが、刺激もありますので肌の状態に合わせて加減しましょう。
- 薄めたものはそのまま化粧水やヘアトニックに利用したり、クレイパックに使うこともできます。
カモミールについて気をつけること
カモミールはキク科の植物です。
キク科、ブタクサアレルギーのある方は注意しましょう。
おわりに 【アロマだけにとどまらない魅力】
カモミールティーを楽しみながら健やかに♪
今回はカモミールティーの効能からおいしく飲む方法、スキンケアに使う方法をご紹介しました。
体にいいとわかっていても、おいしくなくては続かないもの。
今回の記事がお役に立てば幸いです。
キク科、ブタクサアレルギーの方は注意しましょう。
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