イブニングプリムローズオイルの女性に嬉しい効果

イブニングプリムローズオイルの効果・効能と
おすすめの使い方

 

 

 

 

 

 

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月見草油はどんな植物から採れる？

 

 

乾燥地帯でも繁殖できるほど生命力が強い、北米原産のハーブです。

 

アカバナ科の2年草で、夕方になるとよい香りを放つ黄色の花を咲かせます。

 

キングス・キュアオール（King's cureall：王の万能薬）とも呼ばれ、北米の先住民は傷薬や鎮痛剤に用いていました。

 

同じアカバナ科Oenthera属の植物は世界中に80種以上分布しており、日本でも数種が野生化しています。

 

一般に道端で見ることができる雑草として知られますが、その種子にはγ-リノレン酸（GLA）という希少な脂肪酸が含まれています。

 

このγ-リノレン酸は動脈硬化予防やプロスタグランジンの前駆体として神経作用の制御に効果があるといわれています（機能性脂肪酸）。

 

γ-リノレン酸の原料作物となりうる植物は多くはなく、自然界においては母乳とマツヨイグサ、ボリジの種子にわずかに含まれる程度。

 

現在、人工的に微生物を利用して発酵生産する研究がなされています。

 

 

月見草と待宵草は違う？
月見草油の原料植物名は？

 

書籍やメーカーによって、イブニングプリムローズオイルの原料植物名を「ツキミソウ（月見草）」としているものと「メマツヨイグサ（雌待宵草）」としているものがあります。

 

両者は植物としては異なるため改めて調べてみましたが、個人的な結論としては「マツヨイグサ属の植物の総称」として「ツキミソウ」と呼んでおり、正確には「メマツヨイグサ」なのだと思います。

 

ツキミソウとメマツヨイグサはいずれも名前のとおり、夕方から花開き朝にはしぼんでしまう花です。

 

なお、ツキミソウは白い花を咲かせ、朝にはほのかなピンクに染まり、その後しぼみます。

 

 

一方、マツヨイグサは黄色の花です。

 

イブニングプリムローズオイルのメーカー商品ページや書籍では黄色い花であり、学名もメマツヨイグサの「Oenothera biennis」です。

 

なお、下記の環境省発行の資料に「マツヨイグサ属の植物は、月見草等の総称で流通するものも含め」との記載があることから、ツキミソウという名前は総称として用い、正確な名称としては「メマツヨイグサ」かと思います。

 

ご参考までに。

 

 

 

 

女性の悩みを広くカバーするキャリアオイル

 

 

イブニングプリムローズオイルは月見草の種子から抽出します。

 

体内でプロスタグランジン（重要な生理活性物質）に代わる不飽和脂肪酸（リノール酸とγ－リノレン酸、オレイン酸）を含んでいます。

 

不飽和脂肪酸を過不足なく摂取することで、免疫系を強化し、アレルギーや炎症反応、老化、ホルモンバランスを間接的に調整できると考えられています。

 

生理前のイライラや肌荒れ対策にはサプリメントとして内服されます。

 

また、アンチエイジング効果の高いキャリアオイル（外用）としても近年人気が高まっています。

 

消炎・鎮静作用があり、保湿効果も高く肌なじみの良いマイルドなイブニングプリムローズオイルは、デリケートで刺激に弱い肌質の人におすすめ。

 

毎日のスキンケアにプラスすると、しわやたるみを防ぎ若い肌を維持します。

 

 

 

しわ予防＆ハリのある肌へ
イブニングプリムローズオイルの取り入れ方

 

イブニングプリムローズオイルはさまざまなスキントラブルの応急処置に使えます。

 

γ-リノレン酸の補給を目的に、ほかのキャリアオイルに10～20％ほど混ぜて使われます。

 

 

保湿作用と炎症を抑制しかゆみを鎮める効果に優れているため、乾燥肌や乾燥によるかゆみ、炎症などの改善に役立ちます。

 

また、ホルモンのアンバランス、更年期の症状、PMS（月経前緊張症）、月経痛、肌の乾燥や炎症、湿疹、アトピー性皮膚炎、関節の痛みや炎症などには外用だけでなく、サプリメントでとることもできます。

 

中が液状となっているカプセルの場合、針で刺して中のオイルを押し出し、キャリアオイルに加えることもできます。

 

 

月見草油は酸化しやすい点に注意しましょう

 

 

非常に酸化しやすいため、少量ずつ購入するようにしましょう。

 

なるべく新鮮なものを購入し、蓋をしっかり閉めて冷蔵庫で保管しましょう。

 

酸化防止効果のあるオイル（ホホバオイルなど）と一緒に購入すると良いでしょう。

 

 

 

【参考】γ-リノレン酸は月見草油以上！？
ボリジオイル（Borage　oil）とは

 

 

ボリジは青い可憐な花を咲かせるムラサキ科の1年草で、花、生葉は食用として用いられます。

 

ボリジオイルは種子から抽出します。

 

リノール酸は30％とやや少ないですが、γ－リノレン酸をイブニングプリムローズオイルの2培近く（約20～30%）含んでいます。

 

また、ビタミン、ミネラルをバランスよく含み美肌効果は美容液並みとも。

 

イブニングプリムローズオイルと同様に、体液循環の促進、免疫系の強壮、皮膚を柔らかく保つ、皮膚を活性する、保湿、しわを予防するといった効果が期待できます。

 

酸化防止剤となるキャリアオイルに10～20％ほどブレンドして用います。

 

 

精神的なストレス、悲しみ、失望といった感情があるとき、病後、更年期の症状、PMS（月経前緊張症）、月経不順、月経痛、湿疹、アトピー性皮膚炎、花粉症、関節炎、リウマチなどにはサプリメントを内用することもできます。

 

 

 

こちらはサプリメント。

 

私は服用するほか、中のオイルを出してスキンケアにも使っています。

 

 

 

【必読】アロマテラピーのルール

 

精油を用いる（アロマテラピーを行う）場合は下記を守りましょう。

 

 

また、お子様や高齢者、妊娠中の方には考慮していただきたい項目がありますので、こちらをあわせてご一読ください。

 

アロマテラピーのルール（精油を安全に活用するために）

アロマテラピーのルール～精油を安全に活用ために～ 精油は、植物から抽出した天然の物質だからと言って100％安全だというわけではありません。 ...

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おわりに　女性に嬉しい月見草油の幅広い効果

 

 

今回は、イブニングプリムローズオイルについて解説してきました。

 

 

なお、ボリジオイルにもγ-リノレン酸が含まれ、イブニングプリムローズオイルと同様の効果が期待できます。

 

リノレン酸はイブニングプリムローズオイルの方が多いですが、ボリジオイルの方がγ-リノレン酸の含有量は多いです。

 

今回の記事が参考になれば幸いです。

 

 

 

 

次におすすめの記事はこちら

 

γ－リノレン酸については、下記のページで詳しく解説しています。

 

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美白作用を期待したい場合は、ローズヒップオイルがお勧めです。

 

もちろんブレンドして相乗効果を狙うこともできます。

 

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