【Hair&Face&Body】
ホホバオイルをフル活用(+精油で∞カスタマイズ)
今回はLOVESAROMA流ホホバオイル活用術をご紹介します。
精油を加えることで相乗効果が期待できますが、ホホバオイルだけでも同様の使い方ができます。
Instagramでは書ききれなかった使い方のコツを詳しくご紹介していこうと思います。
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こんな疑問にアロマセラピストがお答えします
- ホホバオイルを買ってはみたものの使い道がよくわからない。
- オイルってべたつく気がする・・・適量ってどれくらい?
- スカルプケアに使えるって本当?ヘアオイルとしてはどう?
- 毛穴を綺麗にしたい!けれどオイルってどう使えばいいの??
- ニキビができやすい脂性肌だけど使っても大丈夫?
使いこなすポイントを押さえて、美肌&美髪を叶えましょう♪
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アロマテラピーが初めての方は、安全に扱うためこちらのページを先にご一読ください。
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【濃度がポイント】
まずはトリートメントオイルを作成
今回は下記のホホバオイルを使用しました。
未精製のため黄みがかったオイルで、わずかに香ばしい香りがありますが、気になるほどではありません。
浸透性が高く肌に素早く馴染み、肌の内側から光沢が出たような艶やかさが肌を綺麗に見せてくれます。
今回のトリートメントオイルは、全身に使えるよう0.5%で作成しました。
ココがポイント
アロマテラピーでは、キャリアオイル(植物油)に精油を加えたものをトリートメントオイルといいます。
キャリアオイルに対する精油の滴数は下記のとおりです。
ボディ → ホホバオイル5mlに精油1滴以下(~1%)
フェイス → ホホバオイル10mlに精油1滴以下(~0.5%)
そのため、精油を肌に使用する場合は必ずキャリアオイル等で希釈する(薄める)必要があります。
トリートメントオイルは作成後2週間以内を目安に使い切る量を作りましょう。
例)ホホバオイル50mlであれば、精油は5滴(0.5%)
私は、ホホバオイルに付属されていたポンプは使用せず、遮光ガラス製のポンプタイプのボトルに2週間分のトリートメントオイルを作って入れてます。
ココがポイント
精油はプラスチック容器を溶かすことがありますので、ガラス製の遮光容器が最適です。
今回使用した精油はローズマリー・シネオールとパルマローザの2種。
ローズマリー・シネオールは強い収斂(しゅうれん)作用をもち、たるんだ皮膚の引き締めに有効です。
ふけを抑制し、育毛効果も期待できますのでヘアケアにもお勧め。
爽やかな香りは頭をすっきりと明晰にしますので、気分転換にもなります。
パルマローザは、スキンケアにとってもおすすめの精油。
肌の潤いと弾力を回復して若返らせる効果があり、乾燥肌、敏感肌などあらゆる肌質に使えます。
また、脱毛、フケといった頭皮のケアにも使えます。
爽やかなグリーンノートにローズを思わせるフローラルな甘さが感じられる優しい香りも魅力です。
トリートメントオイルの作り方
材料
- ホホバオイル 50ml
- 精油 合計5滴
- ビーカー(計量用)
- 遮光性ガラス容器
- 日付ラベル
作り方
- ホホバオイルを量り容器に入れます。
- 「1」に精油を加え蓋を閉めたらよく振り、作成日を書いた日付ラベルを貼って完成。
予め、容器や道具は消毒(煮沸またはアルコール)を行いましょう。
作成後は2週間を目安に使い切りましょう。
ローズマリーの詳細はこちらのページで解説しています。
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朝は角栓のケアにトリートメントオイルを。
ホホバオイルと皮脂は構造が似ていることからよくなじむので、角栓を緩め落ちやすくしてくれます。
加えて、ローズマリー・シネオールには毛穴を引き締める効果が、パルマローザには肌の潤いを保つ効果が期待できます。
- 鼻やTゾーン、頬の毛穴が気になる部分に、トリートメントオイルを塗ってくるくると指で馴染ませます。
- 5分ほど置いたら、ぬるま湯(37度程度)で洗い流して終了。
オイルの量は肌に摩擦の負担がかからないよう、指がなめらかにすべるくらいたっぷりと使いましょう。
丈夫なのでつい忘れがちですが、肌のバリア機能をつかさどる部分(表皮の角質層)は0.02mmとラップと変わらない薄さです。
わずかな摩擦でもダメージとなり、蓄積すれば乾燥やシミ、くすみの原因になります。
私はトリートメントオイルを塗り、歯磨きやちょっとした家事を済ませてから洗顔してます。
最初にぬるま湯で顔全体を濡らしたら、オイルを塗った部分を手で撫で、水とオイルを乳化させると後のすすぎが楽になります。
はじめは、お湯のみだとぬるっとしたオイルの感触が残りそうで気になりましたが、実際やってみると洗い上りはしっとりするだけでべたつきません。
なお、私はTゾーンのみ皮脂分泌が活発な混合肌。
昼に皮脂分泌が活発になることを考慮して、Tゾーンのみ泡立てた洗顔石鹸を使っています。
乾燥肌の方はぬるま湯のみがおすすめ、脂性肌の方は部分的に洗顔もありです。
1回で劇的な効果は見られませんが、2週間~1か月で毛穴が小さく綺麗になります。
はがすパックなどで無理にとるわけではないので、角栓が取れた後の毛穴が目立つこともありません。
ルーティンにしていると効果に慣れてしまうのですが、しばらくこのケアを怠ると毛穴が気になってくるので、やはり効果はあるのだなと思います。
たったこれだけで、悩んでいたことを忘れるくらい、気にならなくなります。
【しっかり落とせるのにしっとり】クレンジング
夜はトリートメントオイルをメイク落としに使います。
クレンジングはミルクやクリームタイプが洗浄力が優しいと人気ですが、その分落とすのに時間がかかり、気づかないうちに肌に必要なうるおいまで奪ってしまうことがあります。
ミネラルオイル(鉱物油)は安定性が高く刺激性が低いメリットがあるものの、脱脂力が強く乾燥を招きます。
その点、キャリアオイル(植物油)はメイク汚れはしっかり落としますが、人の皮脂とよくなじみ潤いを守ってくれます。
トリートメントオイルは、肌に摩擦を与えないよう十分な量を使いましょう。
その後は洗顔を行います。
肌トラブルを引き起こす原因は乾燥。
キャリアオイルは汚れを落としつつ、しっとりもっちり肌を叶えます。
スカルプケア+ヘアトリートメント
【ブラッシングも大切に】
ホホバオイルには育毛効果が期待できるので、スカルプケアにも最適です。
また、ホホバオイルに含まれるワックスエステルは、皮脂に含まれる成分でもあり、髪の保湿にも適しています。
スカルプケア、ヘアトリートメントの詳しい方法、適量についてもこちらでご紹介していますのでご参照ください。
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なお、ホホバオイルはカメリアオイルほど重さはなく、さらりとしたオイルです。
上記ページの使用量から始め、乾燥するようであれば量を増やすなど加減してみてください。
頭皮がべたつくのに毛先が乾燥している場合は、まずブラッシングを丁寧に行うことから始めましょう。
それでも乾燥するときに、少しづつオイルを増やしてみるといいかと思います。
参考 ヘアブラシのおすすめ2選
さまざまなものを使ってきましたが、私はこの2本に落ち着きました。
まず一つ目はTangleTeezer(タングルティーザー)。
特に入浴の前後で使うことが多いです。
入浴前のブラッシングは汚れを落としやすくするため。
入浴後は、軽くタオルドライした後にヘアオイルをつけ、タングルティーザーで全体になじませます。
洗えるので衛生的に使えることはもちろん、濡れた髪もスルスルととかすことができます。
地肌への刺激も癖になる心地よさで、かれこれ5年以上愛用中。
かわいいデザインのものにも惹かれるのですが、折れたり壊れることもないので買い替えのチャンスはまだまだ先になりそう。
もう一つはアヴェダのパドルブラシ。
作業の合間に、息抜きを兼ねてブラッシング。
クッション性があり、ポンポン頭をたたいたりぐっと押したりという使い方もできます。
※使い方の説明がついてました。
気持ちがいいし頭もすっきりするので、いつも手の届くところにおいて使っています。
髪の手触りがよくなるので、ブラッシングがとても楽しくなります。
頭皮が凝ったり柔軟性が失われると、顔のたるみとなって出てきてしまうとか。
気持ちよいヘアケアで艶やかな髪とハリのある肌を手に入れてしまいましょう。
【簡単】バスオイルで乾燥対策
トリートメントオイルはそのままバスオイルとして使うこともできます。
オイルの保湿効果により、湯上りにも乾燥しにくくなります。
分量の目安は10ml。
油分は水に溶けず表面に浮いてしまうので、よくかき混ぜて均一にしてから入りましょう。
なお、0.5%のトリートメントオイルは香りが少々弱くなります。
その日の気分・体調にあった精油を選んで、バスオイルを作るのもおすすめです。
バスオイルの作り方
材料(全身浴1回分)
- ホホバオイル(10ml)
- お好きな精油 5滴以下
作り方
- ホホバオイルに精油を入れよくかき混ぜる。
- 浴槽に入れてよくかき混ぜてから入浴する。
下記ページではむくみにおすすめの精油を紹介していますので、精油選択の際にお役立てください。
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スキンケアからボディケアまで
お風呂上りに全身の保湿に使っています。
ホホバオイルは、しわ・妊娠線を予防するほか、傷跡を残りにくくしたり、刺激や乾燥で敏感になった肌を回復させます。
パルマローザによる美肌効果も期待できるほか、ローズマリーは血流促進作用もあるため、冷えや肩こりがある部分のトリートメント(マッサージ)にも使えます。
もちろん、体だけではなく顔にも使えます。
ホホバオイルによる皮脂分泌調整作用、ローズマリーによる収斂(しゅうれん)作用もあることから、脂性肌にも適しています。
浸透力が高いためブースター使いもおすすめ。
お風呂上りにトリートメントオイルを3滴ほどなじませておくと乾燥せずにすむので、あとでゆっくり残りのスキンケアを行うことができます。
お風呂上りにお母さんと赤ちゃん両方に「ささっと塗るだけスキンケア」もありです。
ホホバオイルをバスオイルに使うのも手軽でよいですね。
ちょっと贅沢なフェイスオイル
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【精油の日常遣いにいえること】
たまにお休みしましょう
日常的に精油を使う場合に言えることですが、たまに精油を「お休み」する日を作ってみてください。
精油に限ったことではありませんが、過剰摂取は肝臓に負担をかけることになってしまいます。
0.5%と低濃度なのでそう神経質になることはなく、たまに「サボる」日を設ければ大丈夫。
なお、作り変えるタイミングでは精油のレシピを変えると、「慣れ」を避けることができるのでベターです。
おわりに こんなに使えるホホバオイル
今回は、LOVESAROMA流ホホバオイル活用術をご紹介してきました。
スキンケアはもちろん、ヘアケア、ボディケア、トリートメントにも使える便利な一本。
ぜひ、上手に取り入れてみてください。
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