アロマテラピーを学ぶのに
スクールに通う必要はありますか?
「アロマを楽しむのにスクールに通う必要ある?」
「通信講座でも受ければ大丈夫かなぁ?」
アロマテラピーを取り入れるにあたって、そのような疑問はありませんか?
今回はそんな疑問をお持ちの方に、スクールに通うメリットとデメリットをお伝えしようと思います。
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アロマテラピースクールに通って得られるメリット
独学では解決が難しいことがあります
「テキストを読んだのにテストしてみたら解けなくてびっくり!」
そんな経験はありませんか?
それこそ、私は何回その経験をしたかしれません。
つまり、何度もあれ!?というつまづきがあって、受け身の姿勢では身につかないと学びました。
ただテキストを読むだけでは身につきませんし、ミスした問題については「なぜだろう?」と思って調べる作業が必要です。
また、アロマの場合は実際に精油を使ってみる、クラフトを作ってみることで知識の定着が進み、理解が深まります。
ただ、回答内容や実践の中で生まれる疑問については、独学だと解決が難しいことがあります。
例えば・・・
乳液をレシピどおりに作ったのに分離して使えなかった!何が悪かったの?
アロマスプレーを作ったのに香りが全然感じられないのはどうして? などなど。
スクールに通っていれば、授業で講師に質問ができますね。
また、アロマクラフトを一緒に作りながら、失敗しないためのポイントや手際よく作業するコツなどを教えてもらうこともできます。
テキストに書かれていないリアルな話が聞ける
どんなコースであっても、スクールではアロマテラピーに必要最低限の知識(安全に使うためのルール)はきちんとお伝えしていると思います。
なお、アロマテラピー検定に対応したコースだと、下記リンク先に記載されている出題範囲をすべて理解しやすいよう解説してくれる感じです。
加えて、講師の先生の経験談を聞けるところはとっても大きなメリット。
テキストに記載されているのは、一般的なことに過ぎません。
例えば、
- 初めての方に提案するのに嫌われにくい精油ってどれ?
- ダイエット?不眠?イライラ??アロマセラピストが受ける相談で一番多いのはなに?
- PMSにいいっていうけど、実際に芳香浴だけでどの程度の効果が期待できるもの?
- 老人ホームのボランティアをお願いされたけどアロマでできることってあるのかな?
など、直接の講義だからこと学べることがたくさんあります。
独学では得られないメリットですね。
独学では気づけない「知識不足」を的確に教えてもらえる
「火傷ならラベンダーを塗っておけば治るよ」
「ニキビにはティートリーが効くよ」
そう言っているのを耳にするとドキッとしませんか?
私は正直ちょっと緊張します。
もし、違和感も覚えないとしたら要注意です。
この説明は聞き手の理解度によっては薬と誤解される恐れがある。
つまり、薬機法違反につながるからです。
日本では精油は雑貨扱いであり、薬と誤解されるような説明をしてはいけません。
その他にもアロマテラピーに関連する法律は複数あります。
「アロマテラピーを取り入れてる」と言えば、質問されることは多々あるはず。
しかし、独学ではその重要性がわかりにくいですし、どうしても見落としがちなようです。
アロマをやってるということだけれど知識が不十分かな、説明が不適切かなと感じる方も正直いらっしゃいます。
スクールに通うことで、そういった必要な知識をもれなく身につけることができますし、実際どのような説明であれば適切かといったことも学べます。
また、その他ご自身で気づけないことも、専門家は見抜いて適切に教えてくれます。
ご家庭で楽しむだけであっても、ぜひ一度はセミナーやワークショップに参加してみてください。
クラスメイト同士のつながりも貴重
さまざまな精油について理解を深めるには、多くのケーススタディに触れることが近道です。
一人では限界がありますが、スクールに通うことでクラスメイトから共有してもらえる情報もたくさんあります。
寝つきが悪い時にラベンダーで眠れる人がいれば、ペパーミントが救いになる人もいます。
そういったことは一人ではなかなかわかりにくいこと。
また、共通する話題がある仲間同士の話は何といってもとっても楽しい!
学びあえて、励ましあえる、楽しめる仲間づくりができるのはスクールならではの強みです。
お金をかける人がそれなりの実力をつける傾向あり
本気で学びたいなら迷わず自己投資しましょう。
昔、私が学んだ先生に「身につけたいならお金はかけた方がいい」と教わりました。
その時にはピンとこなかったのですが、今はとてもよく理解できます。
有料の講座と無料の講座では、まず明らかに教室の雰囲気が違います。
無料の講座では消極的で受け身の生徒さんが多く、実際資格取得率も大変低かったのです。
一方、お金を払って受講されているクラスは、活気があります。
ケーススタディもどんどん話し共有できる雰囲気がありますし、質問も多いです。
私自身を顧みても、価格で決めた商品やサービスについてはないがしろにしていることが多々あります。
自己投資には勇気がいりますが、「できます!」と胸を張って言える自信がつきます。
アロマテラピースクールに通うデメリット
受講代がかかります
スクールに通うにはお金がかかります。
とはいえ、自己投資した分は取り戻せるもので、メリットが勝るかなと思います。
なお、勉強代として適切な金額かは、ご自身が今後どのようにアロマテラピーを取り入れたいかによります。
「とりあえず、アロマテラピー検定だけでいいかな」という場合は、資格取得そのものは独学でも不可能ではありません。
ただ、先ほどご説明したとおり、独学では疑問点の解消が難しいことがあり、また知識の不十分な点に自分では気づけないもの。
ご家庭で使う目的であっても、ぜひワークショップや1dayセミナーなどは受講していただきたいです。
しかも、専門家から直接学べる貴重な機会。
ぜひ足を運んでみてください。
通学の手間がかかります
スクールに通うには、移動時間や交通費がかかります。
また、お仕事をされている場合は、日時が合わないこともあるかもしれませんね。
とはいえ、今はオンライン講座が充実しています。
AEAJが開催するイベント「アロマ大学」もオンラインで開催されていますから、上手に活用してみてください。
スクールの講師陣や環境とのミスマッチ
スクールに通っても、講師やクラスメイトとなじめず十分に楽しめないとしたら、これもデメリットに入りそうです。
こればかりは相性があるので難しいのですが、説明会に参加することで多少事前に見極めができる気がします。
実際の担当講師から説明を受けられるとベストですし、そうでなくても、説明される方からクラスの雰囲気はある程度想像がつきます。
さまざまな先生とお会いしましたが、不思議としっくりくる生徒さんに囲まれていることが多かった気がします。
スクール選びのQ&A
慎重にスクールを選びたい!どこをみたらいい?
まずは、学びたい内容がカリキュラムにきちんと組まれているか確認してみてください。
そして、私が受講する際に目安としていたのはその内容の「信頼度」、次に「スクールの雰囲気」でした。
今まで受けた中だと、AEAJ(日本アロマ環境協会)や一般社団法人 日本アロマセラピー学会主催のセミナーやその認定校、ニールズヤードなどではある程度高いレベルを期待できるように感じます。
また、質問しやすい雰囲気であるかは、ホームページの受講生の声などを参考にしたり、開催されている事前説明会へ参加する、セラピスト仲間での情報交換で判断していました。
資格取得やその資格を活かした就職を考えている場合は、卒業後のサポートも併せて確認するとよさそうです。
卒業後のサポートを希望する場合は一層「スクールの雰囲気」=スクールの取り組みを見た方がいいので、説明会に参加し確認される方が安心です。
スクールに通って後悔したことはある?
講義を受けに行って、何も得られないということはなかったので後悔したことはありません。
とはいえ、テキストに書いてある説明に終始してしまったり、質問を受け付ける時間が設けられておらず疑問点が残るとちょっともったいなかったかなと感じたことはありました。
講師のほうも規模が大きいとどうしても対応が難しいので、通うなら少人数のクラスのほうが満足できる内容になるかと思います。
通信講座であれば、一方的に動画を見るような講座ではなく、同時に作業したり、参加できるオンライン授業のほうが身に付きやすいはずです。
おわりに ぜひ一度は専門家の講義を受けてみて
今回は、アロマテラピースクールに通うメリット・デメリットをお伝えしてきました。
お金や通学の手間はかかるかもしれませんが、専門家から直接学べる機会は貴重で圧倒的にメリットが勝ります。
身につくのが早く時間短縮できるのに、実力も自信もつくといいことづくめ。
スクールやワークショップ、オンライン講座など、ご自身で取り入れやすいものを選んで、ぜひ一度受けてみてください。